2015年 01月 24日
理想と現実 |
私は看護学生をしています。また、私の母は中小病院でクラークをしており、現役の看護師さんの日々の活動を見ています。
毎日のように私たちは看護に関する座学を受けるのですが、母に聞く看護師さんの行動とはいちいち違います。
まず最初に私たちが学んだのは、看護学概論です。看護学とは、というところから入り、世界での看護の始まりを習います。さらには、ナイチンゲールの功績を語られ、日本の看護が今危機に面していることを知らされます。看護師の資格を医師会により脅かされていること、また看護師資格を取得するにはさまざまな方法があり、その方法によっては格差が生じているということを教えられました。
これらにプラスして、ケアリングという概念を習います。時間という概念を捨て、1人の患者さんに対し全力を尽くすことを教えられました。
しかし、以上のことは現場では一切実践されていません。看護師には自分の担当の患者さんがいて、さらに雑用かと思えるような書類作成の作業が山ほどあり、急患も入ります。そんな状況でどのようにナイチンゲールのような看護をし、ケアリングをしていくのかと先生方に聞いても答えは返っては来ません。
結局、看護学生が学ぶ座学は理想です。将来大学で看護学を学んだ人は、この理想と現実の狭間で精神をすり減らしていくのではないかと心配しています。
毎日のように私たちは看護に関する座学を受けるのですが、母に聞く看護師さんの行動とはいちいち違います。
まず最初に私たちが学んだのは、看護学概論です。看護学とは、というところから入り、世界での看護の始まりを習います。さらには、ナイチンゲールの功績を語られ、日本の看護が今危機に面していることを知らされます。看護師の資格を医師会により脅かされていること、また看護師資格を取得するにはさまざまな方法があり、その方法によっては格差が生じているということを教えられました。
これらにプラスして、ケアリングという概念を習います。時間という概念を捨て、1人の患者さんに対し全力を尽くすことを教えられました。
しかし、以上のことは現場では一切実践されていません。看護師には自分の担当の患者さんがいて、さらに雑用かと思えるような書類作成の作業が山ほどあり、急患も入ります。そんな状況でどのようにナイチンゲールのような看護をし、ケアリングをしていくのかと先生方に聞いても答えは返っては来ません。
結局、看護学生が学ぶ座学は理想です。将来大学で看護学を学んだ人は、この理想と現実の狭間で精神をすり減らしていくのではないかと心配しています。
by kango258
| 2015-01-24 17:56